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更新日:2018年8月10日 / 新聞掲載日:2018年8月10日(第3251号)

ポストヒューマン的状況で迷子になっている人たちへ

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本書は現在のポストヒューマン的状況で迷子になっている人たちに向けたガイドブックでありブックガイドである。各章に附された附記がまた面白い。たとえば、人物評のアンリ・ファーブルの附記に登場するのは、大杉栄であったり、作品評の島田雅彦『カタストロフ・マニア』の附記では、脳内映画化企画・キャスティングが進行中であったり。

その人の愛するものを愛するようになるということがあるが、個人的には多田富雄の人物評に予期せず心打たれた。学生時代にドーキンスの爆弾を受け取り、大人の青年たる見田宗介に心かき乱され、多田富雄からの「精神のリレー」においてバトンを拾う走者が吉川浩満さんなのだ。

本特集では、本書に付け加えられる一章になるようなお話をと欲張りなお願いをして、対談が実現した。無理なお願いを聞き入れてくださった吉川浩満さん、木島泰三さん、そして編集ご担当の赤井茂樹さんに御礼申し上げます。 (T)
この記事の中でご紹介した本
人間の解剖はサルの解剖のための鍵である/河出書房新社
人間の解剖はサルの解剖のための鍵である
著 者:吉川 浩満
出版社:河出書房新社
以下のオンライン書店でご購入できます
「人間の解剖はサルの解剖のための鍵である」出版社のホームページはこちら
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