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漢字点心
更新日:2018年8月14日 / 新聞掲載日:2018年8月10日(第3251号)

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少し前の話になるが、六月の大阪北部地震の際、官房長官が、大阪府の枚方市のことを「まいかたし」と間違えて読んで、批判を受けた。「枚」とは、薄いひらひらしたものを数える際に使う漢字。そこで、「枚方」を「ひらかた」と読むのである。

京阪神地区では、「ひらかたパーク」という遊園地が有名なので、ほとんどの人が「ひらかた」という地名を知っている。しかし、他の地域の人からすれば、「枚方」と書いて「ひらかた」と読むのは、いかにも難読だろう。このように、知っている人は当たり前のように読めるが、知らない人には読めないという壁があるのが、漢字のむずかしさなのだ。

そんなことを考えていたら、七月になって、今度はサッカーの本田選手が、「清々しい」を「きよきよしい」と読み間違えた。こちらは、すぐに非を認めてかえって好感度を上げた模様。漢字のむずかしさは、実は、間違えたときにどう対応するかにあるらしい。(えんまんじ・じろう=編集者・ライター)
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