参加者:デーナ・ルイス(翻訳家)、高橋良平(フリー編集者)、大和田始(翻訳家) 司会・本文構成:岡和田晃 山野浩一氏追悼パネル 電子版限定(3) SFセミナー2018本会企画 於:全電通労働会館【東京】|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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更新日:2018年9月12日

参加者:デーナ・ルイス(翻訳家)、高橋良平(フリー編集者)、大和田始(翻訳家) 司会・本文構成:岡和田晃
山野浩一氏追悼パネル 電子版限定(3)
SFセミナー2018本会企画 於:全電通労働会館【東京】

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前回までの記事は右のリンクから 2018年6月29日号掲載記事電子版限定(1)電子版限定(2)
第1回
●1:SFセミナー2018本会企画 パネリスト紹介

SFセミナー2018(撮影:安田圭一)

岡和田 
いま、プロジェクターに映っているのは、1978年の山野浩一さんのお写真です。提供してくださったのは、作家の荒巻義雄さんですね。荒巻義雄さんの自他ともに認める代表作『神聖代』の出版記念パーティの模様です。
Speculative Japan()黒田藩プレス
Speculative Japan

黒田藩プレス
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それでは、改めて今回のパネルの参加者を紹介させていただきますと……。
デーナ・ルイスさんです。2007年に発売になった『Speculative Japan』というアンソロジー(黒田藩プレス)に『鳥はいまどこを飛ぶか』の英訳「Where do the birds fly now?」を寄稿されています。また、「ファウンデーション・レビュー・オブ・サイエンス・フィクション(Foundation Review of Science Fiction)」1984年3月号に載った山野さんの評論「イギリス文学とイギリスSF(English Literature and British Science Fiction)」の英訳も担当なさいました。
大和田始さん。「NW-SF」Vol.5(1972年1月)に「遊侠山野浩一外伝」という山野浩一論を発表されています。「ユリイカ」のアーシュラ・K・ル=グウィン追悼特集(2018年5月号)に、「『闇の左手』の衝撃」と題したル=グウィン論を書かれていますが、これは山野浩一論にもなっていて、山野浩一さんがどのようにル=グウィンを読んでいたか、たくさんの引用をもとに紹介するという形になっているからですね。
高橋良平さん。創元SF文庫の『鳥はいまどこを飛ぶか 山野浩一傑作選Ⅰ』(創元SF文庫、2011年)が出たときに、巻末解説を寄せられています。こちらは非常に細かく、正確な解説になっていまして、1964年に作家としてデビューした後の山野浩一さんの軌跡を、丹念に追えるようになっています。
お三方の共通点として、この「NW-SF」という雑誌を発刊していたNW-SF社に参集し、ワークショップにも参加していたという共通項があります。70年代に山野浩一さんのお仕事を中心に、山野浩一さんの思い出や再評価について語っていただければと思います。
申し遅れましたが、私は岡和田晃と言いまして、いま東京創元社から刊行予定の『山野浩一全時評』という本を作っております。山野浩一さんは、たくさん批評を書いてきましたが、実は単著としてまとめられたものが一冊もありません。冬樹社から、まとまる予定もあったようですが、残念ながら立ち消えになってしまったようです。
それと、「TH(トーキング・ヘッズ叢書)」という雑誌に「山野浩一とその時代」という評伝を書いています(No.71から連載中)。加えて、日本SF作家クラブのネットマガジン「SF Prologue Wave」で、〈山野浩一未発表小説集〉と題し、単行本にまとまっていない山野浩一さんの小説を紹介する企画をやっています。私は生前、山野浩一さんと交流があった人のうち、作家の樺山三英さん(1977年生まれ)と並んで、もっとも年少の世代に属するのではないかと思います。
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