保護猫が店員で店内の本はすべて猫本。 夜はネコリンピックの本屋さん!  「Cat's Meow Books」訪問記 井上理津子著、安村正也協力 『夢の猫本屋ができるまで Cat's Meow Books』 (ホーム社)|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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更新日:2018年9月28日 / 新聞掲載日:2018年9月28日(第3258号)

保護猫が店員で店内の本はすべて猫本。 夜はネコリンピックの本屋さん! 
「Cat's Meow Books」訪問記
井上理津子著、安村正也協力 『夢の猫本屋ができるまで Cat's Meow Books』 (ホーム社)

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第3回
■ 「Cat's Meow Books」選・猫本

――「Cat's Meow Books」の特長は、「猫のいる本屋」であるとともに、新刊・古書を問わず、店内にある本には必ずどこかに猫がいる「猫本だらけの本屋」であること。ただし、猫本の基準は安村さん独自の認定基準によるもの。歴史や文化史、博物誌が好みで、ビブリオバトル歴戦の強者である安村さんの選ぶ本だけに、ひと癖もふた癖もある本が多い。今回の訪問を機に安村さんに選書をお願いした。まずは、植物の牧野富太郎、動物の平岩米吉と並び称された、昭和の奇人で在野の動物研究者の名著から――。

●『猫の歴史と奇話』(平岩米吉著、築地書館)
「猫ブームになったあとに、猫の歴史などの本はたくさん出たのですが、この本が手に入る中では一番読みやすくて古い本ではないかと(安村)」

●『愛しのペット 獣姦の博物誌』(ミダス・デッケルス著、伴田良輔監修、堀千恵子訳、工作舎)
「この本は著者が西洋の方なので、視点が西洋人的だったり、キリスト教的な発想で書かれているので、正直日本人が読むと違和感があるのですが、獣姦を概観している本はそうそうない(笑)。ビブリオバトルで秘密兵器的に取り上げるような本(安村)」

●『ヒトはなぜペットを食べないか』(山内昶著、文春新書)
「こちらは動物に関するタブーの話。なぜペットは食べないか、タブーってなんだろうという本で、こういう本にも猫が出てきたりする。動物とかペットがタイトルにあったら、猫がどこかに出て来るのではないかと思って読むんです(安村)」

●『スピノザと動物たち』(アリエル・シュアミ/アリア・ダヴァル著、大津真作訳、法政大学出版局)
「これは動物を切り口にスピノザの哲学を解説したスピノザ解説本です。この本を入口にスピノザを読むかどうかは微妙なところで、スピノザを読んでいる人が読むと面白い本ではないかと。後ろに出典も附されていてサブテキストやネタ本にいいかもしれません(安村)」

●『普遍音樂 調和と不調和の大いなる術』(アタナシウス・キルヒャー著、菊池賞訳、工作舎)
「この本には、猫オルガン(猫を鳴かせて音階を作る)なんて奇想も出てきます。これを猫本といって置くところがこの店らしさかと(笑)。四八〇〇円と高価ですが、工作舎の本なんて学生時代は高くて買えなかった。そんな思いも込めて新刊でも古本でも置いています(安村)」(おわり)

「Cat's Meow Books(キャッツミャウブックス)」
住所:〒154-0023東京都世田谷区若林1-6-15      
TEL:03・6326・3633
営業時間:14時~22時 定休日:毎週火曜
https://www.facebook.com/CatsMeowBooks/
Twitter:@CatsMeowBooks
この記事の中でご紹介した本
夢の猫本屋ができるまで  Cat's Meow Books/ホーム社
夢の猫本屋ができるまで  Cat's Meow Books
著 者:井上 理津子
出版社:ホーム社
以下のオンライン書店でご購入できます
「夢の猫本屋ができるまで  Cat's Meow Books」出版社のホームページはこちら
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