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漢字点心
更新日:2018年10月2日 / 新聞掲載日:2018年9月28日(第3258号)

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「校正」とは、原稿と印刷物を比べて間違いを正すことで、「校閲」とは、印刷物だけを読んで間違いを探すこと。そんな説明を目にすることがある。実際、国語辞典を見るとそういうふうにも理解できるのだが、漢和辞典的には、納得がいかない。なぜなら、「校」という漢字に「くらべる」という意味があるからである。

「校」は、「木へん」に「交」を書くように、もともとは「材木を交差させて建物を造る」ことを表す。「校倉(あぜくら)造り」が、その例だ。建物から転じて「学校」のように使われるようになる一方で、二つのものをクロスさせてチェックするという意味にもなる。こちらの意味でも、「校訂」「校合」といった熟語がある。

「校正」「校閲」も、その例だ。つまり、本来は、どちらにも、原稿と印刷物を比べるという意味が含まれるはず。現在、そうではない使い方がされているならば、それは習慣的に生じた違いだろうと思われる。
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