同人誌 Tumbleweed(タンブルウィード)4号|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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文芸同人誌評
更新日:2018年10月2日 / 新聞掲載日:2018年9月28日(第3258号)

同人誌 Tumbleweed(タンブルウィード)4号

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Tumbleweed(タンブルウィード)4号

今号は、日本近代文学研究者・詩人の平岡敏夫氏の追悼を特集する。本年三月五日に肺不全のため死去した平岡氏は、本誌二号から連載を引き受けていた。阿毛久芳、井川博年、池井昌樹、北川透、陶原葵、福間健二らが追悼文を寄せている。大学紛争ロックアウトの授業再開後の思い出に「先生の講義で最も印象的だったのは、進行形の講義だったことである。先生は一回、一回の講義に臨むにあたって、原稿を準備することをおのれに課していた」(阿毛)。また「平岡少年と戦争」と題し「『在りし日々の証に』は、決して読みやすい詩集ではない」「こんな軍隊の話の何処に詩があるのだ、というのが素直な感想であろう」「だがその一方で、この詩集には今までの詩集にはない明るさがある。ここには青春がある」、「大方は戦争を忘れている。だから平岡さんの詩が読まれる必要がある」(井川)。あるいは、「歴史的時間のなかの「無名」と「不幸」がいつも視野に入っている」(福間)や、「岩波の「文学」誌上における、特に透谷と山路愛山との間で闘われた〈人生相渉論争〉の評価をめぐる、小田切と平岡が切り結ぶ激烈な論争は、少なくともわたしの目には平岡さんの圧勝に映った」(北川)との指摘など、読みどころが多い。(年二回発行・七〇〇円)

タンブルウィードの会:神奈川県藤沢市辻堂六―二五―一八 若尾儀武方
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