鈴木薫×黛秋津=対談  新たな「世界史」の見取り図  『文字と組織の世界史 新しい「比較文明史」のスケッチ』(山川出版社)|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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更新日:2018年10月12日 / 新聞掲載日:2018年10月12日(第3260号)

鈴木薫×黛秋津=対談
新たな「世界史」の見取り図
『文字と組織の世界史 新しい「比較文明史」のスケッチ』(山川出版社)

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第3回
批評をどのように継承し未来に伝えるか

東 浩紀氏
――『ゲンロン』という雑誌自体、東さんの批評的な実践の一つだと思います。一号から九号まで出してみて、現在どんな手応えを感じていますか。
東 
 まず大前提として、大きな手応えがあったし多くの人が評価してくれました。スタッフもよくやってくれました。でも、個人的には第一期は保守的だったとも感じています。批評を広い読者に開いたというより、今までの批評を守りたいというところがあった。そういう意味では第一期は百点満点ではなかった。第二期では『ゲンロン』はもっと開いた場所にしたい。たとえば第一期では、僕が毎号、長めの巻頭言を書いていました。評判はよかったんですが、まちがっていたと思っています。もっと読者を戸惑わせてよかった。第一期では目次の意味をいちいち手取り足取り教えることで、逆に読者がそういう導きを期待するようになってしまった。結果的に批評の読者の体力を落としていたと思います。つまり第一期では、僕が教師のような役回りをしてしまっていた。でも、それは違う。だから第二期では、巻頭言がなくて、その代わり毎回長い評論を書くことにしました。『ゲンロン10』では一二〇枚ほどの原稿を書いています。
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この記事の中でご紹介した本
文字と組織の世界史 新しい「比較文明史」のスケッチ/山川出版社
文字と組織の世界史 新しい「比較文明史」のスケッチ
著 者:鈴木 董
出版社:山川出版社
以下のオンライン書店でご購入できます
オスマン帝国の解体 文化世界と国民国家/講談社
オスマン帝国の解体 文化世界と国民国家
著 者:鈴木 董
出版社:講談社
以下のオンライン書店でご購入できます
「オスマン帝国の解体 文化世界と国民国家」出版社のホームページはこちら
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