東京・上野「藝大アートプラザ」 オープニング・セレモニー開催|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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更新日:2018年10月19日 / 新聞掲載日:2018年10月19日(第3261号)

東京・上野「藝大アートプラザ」 オープニング・セレモニー開催

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「藝大アートプラザ」は、一般の方も利用可。作品、企画品の展示・販売、受注制作等のほか、学内ツアーなど体験型商品の開発も目指す

台風一過で秋晴れとなった10月2日、東京・上野の東京藝術大学のキャンパス内に、ギャラリー・ショップ「藝大アートプラザ」がオープンした。この施設は先頃リニューアルした図書館棟の一角に設けられたもので、東京藝術大学の学生、教職員、卒業生の作品を中心に展示・販売することを目的に、藝大開学以来初の共同事業として小学館と企画運営するもの。美術、音楽といった芸術家の育成と教育研究活動を展開してきた藝大のアート・リソースと長年、芸術関連書籍の出版を手掛けてきた小学館の知的財産・ノウハウを結びつけ、広く社会・世界に開かれた場として発信する。
学長の澤氏、美術学部長の日比野氏、小学館社長の相賀氏が「ピカピカの小学一年生」に扮して登場。それぞれのトップが「一番面白がる」を体現
オープニング・セレモニーではそれぞれ次のように挨拶した。東京藝術大学学長の澤和樹氏は、「現在、わが国では芸術の価値が実感されにくい状況にあり、また藝大は一般からは遠い存在だと思われがちだが、才能ある学生や卒業生に活躍の場を提供し、さらに社会との接点を求めていきたい。新しい「藝大アートプラザ」は開かれた玄関口として芸術を通して広く大学と一般あるいは企業や自治体等とを橋渡しするコミュニティ交流ゾーンとして効果的に活用し、今後は子どもたち向けの芸術の教科書や図鑑などの授業展開も検討している」。
美術学部長の日比野克彦氏は、「去年二〇一七年は藝大創立一三〇周年だったが、伝承を受け継いでいくと同時にこれからの藝大を作っていくためにもっともっと新しいことを意欲的にやっていく。「藝大アートプラザ」は、小学館の歴史やスキル、社会の中における役割と藝大の展開していきたいこととの拠点としての役割がある。美術、音楽分野における人材育成はもちろん、子どもたちの感性の教育もとても大事になる。新しい歴史を作る一つの発信基地、拠点、仲間が出来たと思って頑張っていきたい」。

小学館社長の相賀昌宏氏は、「われわれは子どもの時からいろんなものを見て育ち、そして大人に向かって一つの旅をしてきて結局はそれがまた子どもに戻っていく。自分の原点に心が向かっていくその過程でさまざまなものを取り込み、あるいは人の心、自分の心というものを見つめ直してその痛みというものを知ったりする中で、どうしても世の中に出していきたい。あるいは問いかけたいものがアートとして出ていくのではないかと思う。それは出版物も同じで芸術というものの持つ人間らしさを一緒に味わっていきたい」。
 同館のポスター、CMを手掛けた准教授の箭内道彦氏は、「僕はこの「藝大アートプラザ」を藝大の出島だと言ったことがある。出島というのは鎖国をしている国にあるものだが、芸術というのは半分は閉じ、半分は開いて世界と繋がっていくものではないかと思っている。だからこそ、どれだけキレキレの出島を作れるかというのが大切」。
 ■「藝大アートプラザ」

東京都台東区上野公園12―8/TEL:050・5525・2102/10時~18時、月曜定休

*公式HP https://artplaza.geidai.ac.jp/
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