自分のことだけ考える。 無駄なものにふりまわされないメンタル術 書評|堀江 貴文(ポプラ社)|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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【書評キャンパス】大学生がススメる本
更新日:2018年11月10日 / 新聞掲載日:2018年11月9日(第3264号)

堀江 貴文著 『自分のことだけ考える 無駄なものにふりまわされないメンタル術』
甲南女子大学 吉野 有貴

自分のことだけ考える。 無駄なものにふりまわされないメンタル術
著 者:堀江 貴文
出版社:ポプラ社
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「自分のことだけ考える。」このタイトルを初めて見た人はどう思うだろうか。さらにカバーには「炎上されるものになれ!」と書かれている。私は正直、そんなことできるわけがない、そんなことをしたら空気の読めない人になるのではないか、と思った。しかし読もうと思ったのは、このタイトルだったからこそだ。今まで、自分の意志で生きていると感じることもなく、また他人を気にして生きていることも気づかなかった。しかしそれは人の目ばかり気にして、自分と本気で向き合って生きてきたのか、と考えさせられたからである。

本書を読んだのは、「自分のことだけ考える」というのに何か憧れのようなものがあったからかもしれない。そして今まで抱えてきた不安、心配事をほとんど払拭してくれる、たくさんの強い言葉がありとても励まされた。

私は小学生のころから、自分の意見を正直に表すことができず、嫌われたくない一心で人の顔色ばかりを窺いながら学生生活を過ごした。しかし本書中の様々な言葉をきっかけに、自分の中の価値観が変わっていった。中でも印象的な言葉がいくつかある。それは「もっと自由に生きろ。人の目なんか気にする暇はない」この言葉を読んだとき、とてもシンプルでその通りだと思った。人のことを気にするよりも、自分が楽しくなるようなことや自分を見つめなおす時間に費やすほうが良いに決まっていると初めて気づいた。次に紹介するのは「考えても意味がないことは、頭から消し去る」という言葉だ。すぐにネガティブ思考になってしまうのだが、それは考えれば考えるほど無駄ということに気づいた。私の場合、負のサイクルに陥ったらネガティブから抜け出すことができないことがあった。ほかにも、いままで私になかった考え、心に刺さる言葉や驚かされる言葉が毎ページごとに書かれていて、本当におすすめしたい本だと思った。

人間関係に悩んでいたり、ストレスを感じている人は大学生の中にもたくさんいるはずだ。最近ではSNSで常にだれかと繋がり、自分がどのように見られているか気になって、自分を作っている人がいるかもしれない。そう感じることがあるなら、ぜひ読んでみてほしい。すべてを取り入れるというより、こんな考え方もあるんだということを知ってほしいと思う。本を読む習慣のない学生にも非常に読みやすい。私も大学生になるまで読書が苦手で、まったくと言っていいほど読むことがなかった。しかし本書を含め、非常に読みやすく自分をプラスに変えてくれる本と出合って本の面白さを知った。

著者の言う、自分のことだけ考えるというのは、けして自己中心的に生きていくということではない。自分が一度やると決めたことは、自分を信じて努力して突き進んでいくしかない、ということなのだ。本書には迷うことや悩むことがこれからたくさんあっても、他人の意見に左右されることなく、自分を貫いていけるメンタル術がたくさん詰まっている。
この記事の中でご紹介した本
自分のことだけ考える。 無駄なものにふりまわされないメンタル術/ポプラ社
自分のことだけ考える。 無駄なものにふりまわされないメンタル術
著 者:堀江 貴文
出版社:ポプラ社
以下のオンライン書店でご購入できます
「自分のことだけ考える。 無駄なものにふりまわされないメンタル術」出版社のホームページはこちら
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