特撮の草創期から日本の現代美術にまで|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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更新日:2018年12月7日 / 新聞掲載日:2018年12月7日(第3268号)

特撮の草創期から日本の現代美術にまで

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椹木野衣さんと樋口真嗣さんの対話は、原子力開発の話にはじまり、特撮の草創期から日本の現代美術にまで広がる、とても興味深い話の連続だった。一九五四年に、アメリカによる核実験がビキニ環礁で行われ、第五福竜丸が被曝した。これが三月のことである。忘れてならないのは、その直後、「科学技術振興費」の中に、「原子炉築造費」「ウラニウム資源調査費」「原子力関係資料購入費」を組み込んだ修正予算案が成立したことである。そこから戦後日本の、原子力開発がはじまった。「立役者」は中曽根康弘だったと仄聞している。『太陽を盗んだ男』(長谷川和彦監督)という、原爆を自作した男が、政府を脅迫する映画が一九七九年に公開された。中学三年生の時、新宿・歌舞伎町の映画館に見にいった記憶がある。現在は、その近くのビルの上で、「ゴジラ」が顔を覗かせている。これもまた何かの偶然だろうか。(A)
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