看る力 アガワ流介護入門 書評|阿川 佐和子(文藝春秋 )|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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更新日:2019年1月4日 / 新聞掲載日:2019年1月4日(第3271号)

抱腹絶倒の奮闘記!

看る力 アガワ流介護入門
著 者:阿川 佐和子、大塚 宣夫
出版社:文藝春秋
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 作家、インタビュアー、キャスター、女優……阿川さんが、幅広いジャンルで活躍しているのはご存じの通りです。忙しい日々の合間をぬって、九十四歳で亡くなるまで父・阿川弘之氏の面倒を見て、いまは認知症の母のケア真っ最中と、実は介護経験も豊富です。

本書では、その体験に基づき、弘之氏が最晩年を過した「よみうりランド慶友病院」の理事長・大塚宣夫氏と、正しい介護、理想の老後について、三十の秘訣を紹介します。

たとえば……。

「好物は喉につまらない」。誤嚥性肺炎が治ったばかりの弘之氏が、「鰻が食べたい」と言い出しました。さすがに無理だろうと思いながら大塚医師に相談すると、「いいんじゃないですか、好物は喉につまりませんから」との予想外の答えが。人間に最後まで残る楽しみは食べること、だから病院食が不味くてはいけない――これは大塚氏の信念なのでした。

「後ろめたさをもつ」。いつもニコやかな阿川さんでも人の子、物忘れが目立つ母の世話をしていると、やはりストレスが溜まり、ついキツいことを言ってしまうことも。そんな時は、「仕事と称してゴルフなど遊びに出かけてしまう。ストレス発散になるとともに、放ったらかしてしまった、という後ろめたさから、優しく接することができる――。」これは、阿川さんが体験から学んだことです。

誰でもすぐにできる介護術満載の一冊です。
この記事の中でご紹介した本
看る力 アガワ流介護入門/文藝春秋
看る力 アガワ流介護入門
著 者:阿川 佐和子、大塚 宣夫
出版社:文藝春秋
以下のオンライン書店でご購入できます
「看る力 アガワ流介護入門」出版社のホームページはこちら
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