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漢字点心
更新日:2018年12月31日 / 新聞掲載日:2018年12月28日(第3271号)

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「もち」と訓読みする漢字だが、漢和辞典では、ふつうはこの意味は日本語独自の用法だとする。日本の「もち」は、蒸した米をついて作るが、中国の「餅」は、主にこねた小麦粉を焼いて作るからである。中にあんを入れるのがふつうで、「月餅(べっぺい)」だとか、最近ではお祭りの屋台でよく売っている「焼餅(シャーピン)」を思い浮かべればよい。

そこで気になるのが、「煎餅(せんべい)」の場合の「餅」の用法。埼玉の草加煎餅のように米を原材料とするものならば、日本語独自の用法だが、神戸の瓦煎餅のように小麦を原材料とするものならば、漢字本来の用法だ、ということになるのだろうか。厳密に考え出すと、きりがない事態に陥りそうだ。

ともあれ、年末年始の休みくらい、そんなめんどくさいことは考えないで、のんびりと過ごしたいものだ。二〇一八年も、お世話になりました。来たる年が、みなさんにとってよい年となりますように。
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