自分の日頃いる場所を、少し違う自分の目で見ることができる|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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更新日:2019年1月18日 / 新聞掲載日:2019年1月18日(第3273号)

自分の日頃いる場所を、少し違う自分の目で見ることができる

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松の内が明けて早々、とあるティールームで川内さん、角幡さんのお話を聞いた。それは思い返すと、旅に似た時間だった。
最近思うのは、私自身が何を求めて旅に出るかと言えば、不自由さを手にするためであり、日本で取巻かれているスピードをオフするためでもある(気がする)。
言葉が通じない、道が分からない、切符がなかなか買えない、意外な食べ物が出てくる、突然地下鉄がストに入る……そういう一つ一つに右往左往し、現地の人に助けてもらう中で、時間に追われ効率に追われ、ベットリと巻きついていたフィルムが剥がれていく。
自分の日頃いる場所を、少し違う自分の目で見ることができる。
二人のお話、そして著書は、日本にいながらそうした少し別の視点を与えてくれるものだ。
私はそれが、角幡さんが言った「読後の清々しさ」の理由ではないかと思ったりしている。        (S)
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