本の国へようこそ 第102回 雪・氷・冬|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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本の国へようこそ
更新日:2019年1月22日 / 新聞掲載日:2019年1月18日(第3273号)

本の国へようこそ 第102回 雪・氷・冬

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先週末、東京都内に初雪が降りました。暑かった夏を記憶のかなたへ押しやる、キンと冷えた空気。そんな冬にはあたたかい部屋で、本の中の雪や氷の世界を楽しむのはいかが? 白い冬に閉じ込められた森の動物たちや、北国に住む人たち、降り積もる雪に思いをはせながら…。

雪がふっている

〈見てごらん 雪がふっている〉 その言葉に誘われページを繰る。手のひらサイズの本の中に、はげしく降る、あるいは粉雪、いちめんの銀世界、遠い北国の暮らし…。この本は真っ白なページの続く「絵本」です。白いページをじっと見ると、雪、雪、雪…と、静かな時間。

レミー・シャーリップ作 青木恵都訳
24 頁・1000 円
タムラ堂

大  雪

スイスの冬の、あしたは子どものそり大会。ウルスリと妹のフルリーナはしたくに励みます。ところが大雪の中、青いそりに飾る毛糸のふさ飾りを取りに村の糸屋へいったフルリーナが、夜になっても帰りません…。美しく、厳しく、楽しい、豊かな冬の日の物語。

ゼリーナ・ヘンツ文 アロイス・カリジェ絵 生野幸吉訳
28 頁・1800 円
岩波書店

つらら みずと さむさと ちきゅうの ちから 

冬の空気の中、太陽にキラキラ光を弾く「つらら」は、ツラツラひかってみえるから、その輝きが名前になった。したたりの、輝く瞬間を写真に撮り、つららがどんなふうにできるのか、どこにできるのか、溶けゆく瞬間までを見せる。偶然が生むひとときのアート。

細島雅代写真 伊地知英信文
36 頁・1500 円
ポプラ社

赤い鳥の国へ

みなし子の小さな兄妹は百姓家に貰われ、貧しい食事で牛小屋の仕事をさせられる灰色の日々を何とか生きのびていた。ある日雪の道の上で出会った赤い鳥に導かれた先は、春の草原――。苦しみの中で、子らの希求する世界の、何と美しいことか。心沁みる名作。

アストリッド・リンドグレーン作/マリット・テルンクヴィスト絵/石井登志子訳
56 頁・1700 円
徳間書店

銀座教文館
子どもの本のみせ ナルニア国
℡03―3563―0730
◎選書=ナルニア国・川辺陽子さん
この記事の中でご紹介した本
雪がふっている/タムラ堂
雪がふっている
著 者:レミー・シャーリップ
出版社:タムラ堂
以下のオンライン書店でご購入できます
大雪/岩波書店
大雪
著 者:ゼリーナ・ヘンツ
イラストレーター:アロイス・カリジェ
出版社:岩波書店
以下のオンライン書店でご購入できます
つらら みずと さむさと ちきゅうの ちから/ポプラ社
つらら みずと さむさと ちきゅうの ちから
著 者:細島 雅代、伊地知 英信
出版社:ポプラ社
以下のオンライン書店でご購入できます
赤い鳥の国へ/徳間書店
赤い鳥の国へ
著 者:アストリッド・リンドグレーン
イラストレーター:マリット・テルンクヴィスト
出版社:徳間書店
以下のオンライン書店でご購入できます
「赤い鳥の国へ」出版社のホームページはこちら
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