「奈良絵本を見る!」展・好評のうちに閉幕|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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更新日:2019年2月1日 / 新聞掲載日:2019年2月1日(第3275号)

「奈良絵本を見る!」展・好評のうちに閉幕

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ケース内に二段に展示。上段は「七夕の本地」

一月一〇日から二六日まで、東京都千代田区神保町の八木書店古書部で開催された「奈良絵本を見る!」展は、約七〇〇人の来場者を迎え、盛況のうちに幕を閉じた。本展は高精細カラー版の新天理図書館善本叢書「奈良絵本集」刊行を機に、奈良絵本を研究する石川透(慶應義塾大学文学部教授)氏の監修の下、氏の個人蔵の奈良絵本三〇点をおよその時代順に展示。
奈良絵本とは、室町時代後期から江戸時代中期にかけて、主に京都や堺などで作られた彩色絵入りの絵本や絵巻をいう。本展示は撮影可能で、SNSでの発信が推奨されていたこともあり、歴史的価値ある作品と身近なかたちで触れ合える貴重な機会になった。先日のセンター試験古文で出題された「玉水物語」の展示を目当てに訪れる人もいたようだ。「玉水」は姫君に恋をした狐が、女性に化けて姫君の側に仕えるという不思議な物語。他にも「酒呑童子」「竹取物語」「物くさ太郎」「猫の草紙」「一寸法師」「鉢かづき」「徒然草」「鶏鼠物語」「浦島太郎」「瓜子姫」「伊勢物語」など、かつての日本の風俗をいきいきと描き出す美しい絵と、異類らも登場する物語の面白さに、来場者が展示にかぶりつく姿が見られた。会場では高精細カラー版の制作現場説明パネルも展示、石川氏による展示解説冊子も無料配布された。
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