橋爪大三郎・中田考著  『一神教と戦争』 集英社より刊行|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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出版メモ
更新日:2019年2月15日 / 新聞掲載日:2019年2月8日(第3276号)

橋爪大三郎・中田考著  『一神教と戦争』 集英社より刊行

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 橋爪大三郎・中田考著『一神教と戦争』が集英社から刊行された。新書判・248頁・860円。

キリスト教とイスラーム教、一神教を代表する2つの宗教における国家観、戦争観の違いはいったいどこにあるのか。西欧思想にも造詣の深い社会学者の橋爪大三郎氏とイスラーム学者で、自身もイスラーム教徒である中田考氏が「一神教と戦争」をテーマにキリスト教とイスラームの立場からの対談を収録した本書。

同根である両宗教の違いはどこにあるのか。2つの宗教の基本的な教義を押さえつつ、国家形成のプロセスから派生して発生する「戦争」に至る道のりを議論する。

冒頭から2人の議論は白熱し、「テロ」という言葉の認識の差異が浮き彫りになる。主権国家が成り立ち、国家が軍事力を独占するキリスト教圏と、そもそも主権国家という概念がないイスラーム圏だからこそ武力行使に対する考え方に隔たりが出てくる。

歴史のなかで繰り返し行われてきたキリスト教圏の戦争の歴史を踏まえつつ、議論は現代の目前に迫った戦争の危機にまで及ぶ。急激に変わりつつある世界の情勢を前にどのように認識すればよいのか、議論の締めくくりに提言がなされる。

集英社 ☎03・3230・6080
この記事の中でご紹介した本
一神教と戦争/集英社
一神教と戦争
著 者:橋爪 大三郎、中田 考
出版社:集英社
以下のオンライン書店でご購入できます
「一神教と戦争」出版社のホームページはこちら
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