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漢字点心
更新日:2019年2月12日 / 新聞掲載日:2019年2月8日(第3276号)

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「かた」と訓読みして、潮の満ち引きによって海になったり陸になったりする土地を指す漢字。「干潟(ひがた)」のように使われるが、なんといっても我々にとってなじみ深いのは、県名や都市名としての「新潟」であろう。

この漢字に関して、新潟県民の方から、こんなご意見を伺ったことがある。戊辰戦争のとき、越後長岡藩は幕府方に付き、新政府から賊軍として攻撃された。もし、それがなかったら、新潟ではなく長岡が県庁所在地となり、新潟県ではなく長岡県になっていたのではないか。もし、そうなっていたとしたら、「潟」という漢字が常用漢字に入ることはなかったのではないか、と。

都道府県名の漢字がすべて常用漢字となったのは二〇一〇年のことで、「潟」はそれ以前から常用漢字に入っている。とはいえ、「干潟」の力だけで常用漢字になったとも思えない。歴史が漢字の運命を変えたのだと考えてみるのも、なかなかにおもしろい。(えんまんじ・じろう=編集者・ライター)
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