第30回 読書感想画中央コンクール表彰式|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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更新日:2019年3月1日 / 新聞掲載日:2019年3月1日(第3279号)

第30回 読書感想画中央コンクール表彰式

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表彰式の様子
本を読んで得た感動を絵で表現する「第30回読書感想画中央コンクール」(主催=公益社団法人全国学校図書館協議会、毎日新聞社、実施都道府県学校図書館協議会)の表彰式が、2月22日東京・一ツ橋の如水会館で行われた。今回の応募総数は、実施地区:38都道府県(山口県・九州地区8県を除く)/参加学校数:6089校/応募作品数:65万204編。その中から次の4名が文部科学大臣賞に輝いた。

【文部科学大臣賞】

■小学校低学年の部

▽長倉昊大さん(名古屋市立比良小学校2年)
作品名:「なかよしの夜」、読んだ本:『フランクリンの空とぶ本やさん』(BL出版)

■小学校高学年の部

▽大島みゆさん(徳島県吉野川市立知恵島小学校5年)

作品名:「いい子だねエリー」、読んだ本:『救助犬エリーの物語』(小峰書店)

 ■中学校の部

▽廣重美音さん(愛知県日進市立日進中学校2年)
作品名:「心の葛藤と解放」、読んだ本:『100年の木の下で』(ポプラ社)

 ■高等学校の部

▽岩渕伶奈さん(宮城県宮城野高等学校3年)

作品名:「心のシャッター」、読んだ本:『極北へ』(毎日新聞出版)
尾木 直樹氏
第30回記念特別審査員賞の審査員を務めた尾木直樹氏は、「読書感想文はみなさん書いたことがあると思いますが、無責任なことにちゃんと書き方を教えていない。僕はいろんな研究をしたのですが、読書感想文にはコツがある。同じように感想を絵に描きなさいというのは文章とは別の回路で能力が要求されることで、レベルの高い要求をされていると思います。(会場に向けて)みなさん苦労したよね? ごめんね。でも苦労した甲斐があったでしょう(笑)。みなさんは一つ大きなステップを踏んで、それは他の領域でも活かせること。今後も自信を持って生活していってください」と祝辞を贈った。

受賞者代表のことばで、小学校高学年の部で受賞した大島みゆさんは「私は犬が大好きなので迷わずこの本にしました。この絵を描いていると先生が「みゆちゃんは犬が大好きなのね。犬に対するやさしさがあふれた絵になってきたね。パートナーのマイアの笑顔はみゆちゃんに似ているね」と仰って、エリーとマイアのことを想像しながら描いていると楽しくて、あっという間に時間が過ぎていきました。私は夢中で描き続け、完成したときにやったー! とやり遂げた達成感でいっぱいになりました。」と元気一杯に読み上げた。

高等学校の部で受賞した岩渕伶奈さんは、「読書を通して私が学んだことは、ネット社会の現代だからこそ、自分自身で何かを体験し、それを五感で受けとめることの大切さです。作中に二頭のトナカイと遭遇したときにカメラを向けたが逃げられてしまったというシーンがありました。写真として残らないその場面は記憶として作者の心身に鮮明に刻まれている、私がこの本から感じたものを最も象徴的にあらわしているこのワンシーンを中心に作画をしていこうと思いました。完成した絵では自分の中にある『極北へ』のイメージを充分に表現しきれたと思います」とスピーチした。受賞作の巡回展は、3月から各地で開催される。
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