「過去はいつも新しい」|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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更新日:2019年3月15日 / 新聞掲載日:2019年3月15日(第3281号)

「過去はいつも新しい」

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ジャン=リュック・ゴダールの映画を初めて観たのは、高校三年生の時だった。
クラスの友人に誘われて、授業を抜け出し、有楽町マリオン裏の名画座に足を運んだ。定番のカップリング『勝手にしやがれ』と『気狂いピエロ』の2本立てだった。
画面の中のジャン=ポール・ベルモンドは圧倒的に格好よかったし、ジーン・セバーグの可愛さは、この世のものとは思えなかった。
「最低だ!」――それが我々二人の口癖となった。一年間の浪人生活を経て大学入学後、映画サークルに入部したのはいうまでもない。数十の映画サークル・同好会がある中から、マイナーな「シネサイクル叛頭脳」を選んだのは、部室の扉が真っ赤なペンキで塗られていたからだった。
8ミリカメラを手にして、オールロケーション、全編手持ちカメラで、街を彷徨った。
新宿の街そのものが舞台だった。ゴダールが17年前来日した時、記者会見の席の一番前に陣取り、質問をしたことが一度だけある。その時の模様は、「読書人ウェブ」に全文アップされている(https://dokushojin.com/article.html?i=3691)。


様々な記憶が蘇る。「過去はいつも新しい」のだった。今年は、88歳になるゴダールの新作『イメージの本』が公開され、同い年のイーストウッドの新作『運び屋』も、現在ロードショー公開中である。ジーン・セバーグ没後40年の年に、新宿区にある早稲田松竹では、3月16日から、懐かしの『勝手にしやがれ』と『気狂いピエロ』が特集上映される。    (A)
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