坂東眞理子著『70歳のたしなみ』 小学館より刊行|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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更新日:2019年4月16日 / 新聞掲載日:2019年4月12日(第3285号)

坂東眞理子著『70歳のたしなみ』 小学館より刊行

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著者の名前を目にして「ハッ!」と気付いた人は、この本に書かれている中身がズシンと心に落ちることであろう。330万部を超える大ベストセラーになった『女性の品格』の坂東氏が、今度は70歳を超える男女にカツを入れ、すばらしい人生を締めくくるための読みやすい1冊を世に送り出した。

この本は4章からなり、32のテーマが示されているが、著者の言いたいことをさらに大きく分類すると、次のような3つを例に挙げながら繰り返し語られているように思う。

一つは、高齢者は十分に生きてきたのでややもするとこれからは、時にわがままなくらいに自分を主張し他を省みないような振る舞いをしがちだが、それはよくない、ということである。まさに、前著で「品格」をテーマにした筆者ならではの提言といえよう。次に、高齢者こそ他の人や社会のために何か尽くすことがあるのではないか。それを探して生きがいにすることによって意義深い時間を過ごすことができる、と語りかける。そして、まだまだ自分を高めていく余地がたくさん残されているのであるから、もうこれくらいでと諦めるのではなく、さらに挑戦する分野を探し出しなさいと励ますのである。

先に述べた32のテーマは、例えば次のように示されている。

70歳。まだまだ未熟、まだまだ成長というように、すべてに70歳がつけられているのだが、この70歳の部分を、読む人の年齢、例えば40歳に置き換えて読むと多くの示唆を得ることができる。であるから、本書は若い人にも読んでもらい、読者が70歳に達するころをイメージしてその後を過ごす、人生の指導書としても読めるのである。

いま70歳の人は昭和、平成そして令和という3つの時代を生きていく。その次に来る新しい日本は私たちがこれからも支え続けていく、という気概に満ちて元気でいこう! という応援の本といえよう。(新書判・208頁・本体1100円)(K)

小学館☎03・5281・3555
この記事の中でご紹介した本
70歳のたしなみ/小学館
70歳のたしなみ
著 者:坂東 眞理子
出版社:小学館
以下のオンライン書店でご購入できます
「70歳のたしなみ」出版社のホームページはこちら
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