私を研究へ導いた一冊/今こそ薦めたい英文学の一冊(1)|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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更新日:2019年5月24日 / 新聞掲載日:2019年5月24日(第3290号)

私を研究へ導いた一冊/今こそ薦めたい英文学の一冊(1)

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5月25・26日に安田女子大学(広島市)で開催される日本英文学会全国大会。本紙ではこれを機に英米文学特集を掲載する。研究者が今の時代だからこそ若者に薦めたい一冊、または自身を研究へと駆り立てた一冊を紹介するアンケートを行った。(編集部)
目 次

第1回
今村 楯夫の「この一冊」 
My Name Is Aram(WIlliam Saroyan著)

My Name Is Aram(WIlliam Saroyan)Dover Publications
My Name Is Aram
WIlliam Saroyan
Dover Publications
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中学校3年の3月。高校の入試を終え、英語の教科書もすでに終わっていた。喜多尾先生は二つの短編小説をプリントにして配布してくれた。一つはSomerset Maughamの “The Man with a Scar”、もう一つはWilliam Saroyanの “The Three Swimmers and the Grocer from Yale”だった。モームの方は最後のドンデン返しが面白いと思ったが、サロイヤンの方はすべてに魅了された。二つとも教科書とは異なる、「文学作品」として心に沁みいるような感じだった。授業の後に本屋に行きMy Name Is Aram を買った。生まれて初めての「原書」の購入だった。

カリフォルニア州フレズノ。ぶどう畑が広がり、遠くに雪を抱くシエラ・ネバダ山脈が聳えている風景はアメリカとアメリカ文学をもっと学びたいという思いを深めた。それから12年後、私はフレズノを訪れ、カリフォルニアの大地に立っていた。
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