私を研究へ導いた一冊/今こそ薦めたい英文学の一冊(2)|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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更新日:2019年5月24日 / 新聞掲載日:2019年5月24日(第3290号)

私を研究へ導いた一冊/今こそ薦めたい英文学の一冊(2)

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第2回
西原 貴之の「この一冊」
『文学教材実践ハンドブック』(吉村俊子・安田優他編著)

現在、様々な研究で英語文学作品を英語教育に用いる利点が報告されています。そして、英語文学作品をベースとした大学英語教育用の教科書も近年出版されています。また、中学校や高等学校の文部科学省検定英語教科書でも数は少ないものの英語文学教材が含まれています。しかし、いつも問題になるのは、英語教員自身が英語文学教材をどのように授業の中で扱えばよいのか分からないという点です。

本書では、大学英語教育を対象に、様々な英語文学教材(キャノンの英語文学作品から児童文学、日本文学、haiku、落語など幅広い作品が用いられています)が豊富に取り上げられ、その指導手順が詳細に記されています。指導案や学生からのフィードバックも掲載され、実際の指導実践を明確にイメージすることができるので、大学以外の英語教育への応用についても考えることができます。英語教師であれば、自分で教材を探してきて、本書を参考にオリジナルな指導実践をデザインすることも可能だと思います。また、英語文学作品を使った英語教育研究を専門としている若手の研究者であれば、本書に示されている指導実践をベースに、実践的な研究を行うことも可能です。英語教育の中で文学教材をどのように扱っていけばよいのか、様々な発見のある一冊です。
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