『日常の中の仏教語』南谷恵敬著|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
マイページで記事のブックマーク!
ログイン
マイページ登録

トップページ

特集

書評

連載

コラム

ニュース

読書人とは マイページ

新刊
更新日:2019年6月4日 / 新聞掲載日:2019年5月31日(第3291号)

『日常の中の仏教語』南谷恵敬著

このエントリーをはてなブックマークに追加
日常の中の仏教語 (南谷 恵敬)海風社
日常の中の仏教語
南谷 恵敬
海風社
  • オンライン書店で買う


日常的に使っている言葉の中に、仏教からきたものが多くあることは、ご存知の方が多いだろう。でも、「お!この言葉もか」と驚く言葉がきっとあるはず。例えば、「覚悟」。そう言われてみると、「覚悟」の「覚」も「悟」も「さとる」の意。もとはいま使われているような、決断の意味ではなく「真理を体得してさとる」ことの意味だったとか。また「我慢」も、文字を分解してみると納得だが、「高慢」で「我をはる」意味があったとか。それが耐え忍ぶ意味となったのは、「入れ墨」のことを「がまん」というので、針の痛みに耐えることからきている?との一説もあるとか。「愚痴」ももとは仏教語。サンスクリット語のモーハ(moha)の訳語で、仏教の教えを認めず、道理やものごとの真実をみることのできない状態をいう。またモーハは中国では「募何(ぱか)」と音写され、バカの訳語といわれているとも。他にも「工夫」「玄関」「金輪際」「実際」「邪魔」「出世」「正念場」「所詮」「しょっちゅう」「退屈」「知識」「道具」などなども仏教語だとか。雑学で日常語が深まる一冊。(文庫判・一九二頁・六八〇円・海風社)
この記事の中でご紹介した本
日常の中の仏教語 /海風社
日常の中の仏教語
著 者:南谷 恵敬
出版社:海風社
以下のオンライン書店でご購入できます
「日常の中の仏教語 」出版社のホームページはこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加
新刊のその他の記事
新刊をもっと見る >
宗教 > 仏教関連記事
仏教の関連記事をもっと見る >