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更新日:2019年6月7日 / 新聞掲載日:2019年6月7日(第3292号)

今新たに江藤淳の思想が見直されようとしている

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大変な労作である。ひとの一生を、しかも江藤淳のような最期を選んだ文士の生涯を描くことは。七〇〇頁以上ある本書の息急くような江藤淳の生涯を著者と一緒に追いかけているような気持ちになった。
吉本隆明氏は追悼で「妻と私」について、《江藤淳の手記は隙がひとつもなかった。》(「追悼江藤淳記」)と書いている。誤解のないようこの隙を説明すれば、と文章は続くが第三者が言葉をさし挿む余地のない氏の孤高に触れる気がする。
対談では、江藤淳の仕事を中心に話したが、個人的には裏面史としての女たちの物語も興味深かった。
江藤淳が亡くなって、二〇年。歳月に洗われて、今新たに江藤淳の思想が見直されようとしている。  (T)
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