読んじゃいなよ!明治学院大学国際学部高橋源一郎ゼミで岩波新書をよむ / 高橋 源一郎(岩波新書)奇跡の「化学反応」『読んじゃいなよ!高橋源一郎編 明治学院大学国際学部高橋源一郎ゼミで岩波新書をよむ』|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
読書人よ、集まれ!
▶メールマガジン登録

トップページ

特集

書評

連載

コラム

ニュース

読書人とは

編者から読者へ
2017年1月6日

奇跡の「化学反応」『読んじゃいなよ!高橋源一郎編 明治学院大学国際学部高橋源一郎ゼミで岩波新書をよむ』

読んじゃいなよ!明治学院大学国際学部高橋源一郎ゼミで岩波新書をよむ
出版社:岩波新書
このエントリーをはてなブックマークに追加
そんなつもりはなかったのですが、どこかで学生をナメていたのかもしれない――と後から自分の不明が恥ずかしくなりました。

本の初めに、編者高橋源一郎さんによる丁寧な「取扱説明書」がありますが、そもそもの事の発端は、高橋ゼミで、「なんでもいいから一人ひとりが「岩波新書を勝手に選んで読んでみた」ら、ゼミ生二五人が各四冊、一年間でちょうど一〇〇冊、見事に全部違う本だった」というお話を伺ったことでした。イマドキの学生が、なんの先入観も持たずに新書を読んでみたら、意外にも(!)本質を鋭くつかんでいて、「面白い!」と盛り上がりました。

「ただ読むだけじゃつまらない、せっかくなら楽しいこともやろう」。岩波新書の著者である長谷部恭男、鷲田清一、伊藤比呂美の各氏を招いて始まった特別教室は、毎回、スポ根モノも真っ青になるくらいの、まさにバトル。ゼミ生がぶつける感想や質問も直球なら、それを打ち返す講師の応答も真剣そのもの。奇跡のやりとりが生み出す「化学反応」に、思わず涙腺がゆるむことも一度ならずでした。

お弁当箱のような記録的な分厚さになりましたが、厚くても、読みやすいこと請け合いです。「読むとはなにか」「学ぶとはなにか」「教えるってどういうことなのか」「自分のことばで考えることとは」? といったことが自ずと浮かびあがってくるはずです。でも、小難しいことを言ったりする前に、まずはともかく「読んじゃいなよ!」 
(岩波新書編集部)
この記事の中でご紹介した本
読んじゃいなよ!明治学院大学国際学部高橋源一郎ゼミで岩波新書をよむ/岩波新書
読んじゃいなよ!明治学院大学国際学部高橋源一郎ゼミで岩波新書をよむ
著 者:高橋 源一郎
出版社:岩波新書
以下のオンライン書店でご購入できます
2017年1月6日 新聞掲載(第3171号)
このエントリーをはてなブックマークに追加
高橋 源一郎 氏の関連記事
編者から読者へのその他の記事
編者から読者へをもっと見る >