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漢字点心
更新日:2019年7月2日 / 新聞掲載日:2019年6月28日(第3295号)

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金融・世界経済に関する首脳会議が大阪で開かれている折しも、ちょっと話題にしたいのは、「貨」についてである。

この漢字、「貨幣」「通貨」のように使うと、「お金」を指す。その一方で、「雑貨」「百貨店」では、お金で買える「商品」のこと。つまり、お金と商品の両方を表すことができる漢字なのだ。

経済活動とは、等しい価値を持つお金と商品とが交換されるものだ。だとすれば、その両方を同じ漢字で表すことができるのは、不思議でもなんでもない。ただ、その場合の「等しい価値を持つ」とは、あくまで取引の場でそう信じられているだけのことであって、絶対的な規準があるわけではない。時と場合に応じてさまざまに変化しうるというそのあたりが、「貨」の「化」に込められているとみるのも、おもしろかろう。

急激な変化に先の見えない状況が続く、世界経済。二〇の国と地域の首脳たちは、それにどのように立ち向かおうとするのだろうか。(えんまんじ・じろう=編集者・ライター)
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