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漢字点心
更新日:2019年7月16日 / 新聞掲載日:2019年7月12日(第3297号)

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海の日は、元をたどれば、明治天皇が「明治丸」という船で帰港した日に由来するのだという。そこで、今回は「丸」について、取り上げてみよう。

この漢字の部首は何か? 形が単純なだけに、どんな部首も当てはまらない気がして、困ってしまわないだろうか。

漢和辞典には、そんな漢字を収めるための便利な部首がいくつかある。「丸」の場合は、ふつう、そのうちの一つ、「丶(てん、ちょぼ)」を部首とする。この部首のところには、ほかに「主」「丹」「丼」といった漢字が収められている。

ところが、辞書によっては、「丸」の部首を「乙(おつ)」としているものもある。その心は、「九」が伝統的に、この部首に収められているから。とはいえ、「九」の部首を「乙」とするのも、かなり強引だ。そこで、「九」も「丸」も一緒に、部首「丿(の)」へと引っ越しさせてしまった辞書も存在している。

漢字の部首とは、そんなアバウトなところがあるものなのである。(えんまんじ・じろう=編集者・ライター)
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