ゲームプランとデザインの教科書 書評|川上 大典(秀和システム )|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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【書評キャンパス】大学生がススメる本
更新日:2019年7月27日 / 新聞掲載日:2019年7月26日(第3299号)

川上大典ほか著『ゲームプランとデザインの教科書』 

ゲームプランとデザインの教科書
著 者:川上 大典
出版社:秀和システム
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※「あなたは 週刊読書人を 読み始めた!」


あなたがこの文章を読んでいるということは、何らかの理由で私は、あなたに「ゲームプランナー」という仕事を知ってもらう機会を得たということだろう。すでに知っているかもしれないが、ゲーム業界には「ゲームプランナー」という企画専門の職種がある。近頃は「ゲームプランナーになりたい!」と、夢を抱く大学生も多い。そう、 わたしのように。

ゲームプランナーには不思議な魅力がある。そして、その魅力は多くの人々の心にも通じるものだと思う。だからこそ、私はこの文章を通じて、あなたにもその魅力を伝えたい。

さあ、町の書店へ向かい、『ゲームプランとデザインの教科書』を探すのだ!

『ゲームプランとデザインの教科書』とはゲーム業界の企画職に当たる「ゲームプランナー」という職種について書かれている本だ。ゲームプランナーの仕事内容から、求められる能力、良いプランナーになるためにはなど、日常では知ることが難しいあらゆる情報に触れることができる。

ゲームに関して全く知識がない人もいるだろうが、安心してほしい。本書はゲーム業界がどういう所かという易しい導入から始まる。ゲームに詳しくなくても読み進めることができるだろう。メタルスライムを倒すより早く経験値が身に着くはずだ。はっはっは。

さらにこの本は、すでにゲームプランナーを目指そうと覚悟を決めている学生に大きな力を授ける魔導書でもある。

もしあなたが、ゲームプランナーを目指しているならば、就職活動の際、企業から企画書の提出を求められることがあるだろう。多くの者がサンプルを求め、ネットの海へと繰り出すはずだ。しかしネットの海は広く、意外と望むものは見つからない。ゆえに、書き方が分からず苦しむ大学生も多い。

本書では、企画書の基本的な書き方だけでなく、企画書をより魅力的に見せる方法や、アイデアの生み出し方など、ネットでは見つけられなかった情報を知ることができる。さらには、ヒット作を生み出したプロのゲームクリエイターたちが実際に アイデアを企画書にまとめる流れを、本を読み進めることで疑似体験することもできる。まさにゲームプランナーを目指す学生にとってのグリモワールだ。私も、本書から豊富な知恵と豪華クリエイターたちの力を借りることで、自らの企画書を作り上げることができた。

その他にも、本書からはゲームプランナーとしてのスキルの磨き方や、ゲームをより面白くするための手法など、ゲームプランナーに必要なあらゆる情報を手に入れることができる。面白いゲームを生み出すためには自分が面白いと感じるゲームの分析も必要だ。しかしやってみると案外難しく、答えが堂々巡りになってしまったりする。本書はそういった場面でも、先人たちの知恵と力を呼び出し、ヒントを与えてくれる。

ゲームプランナーを目指す者、そしてこれからゲームプランナーとして働く者、あるいはすでにゲームプランナーとして働いている者…。ゲームに携わる全ての人に、本書は力を授けてくれるだろう。ゲームに惹かれし者よ、いまこそ伝説の一冊を手に入れる時だ。
この記事の中でご紹介した本
ゲームプランとデザインの教科書/秀和システム
ゲームプランとデザインの教科書
著 者:川上 大典
出版社:秀和システム
以下のオンライン書店でご購入できます
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