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なぜ名前にホシがあるのか?
更新日:2019年9月2日 / 新聞掲載日:2019年8月30日(第3304号)

なぜ名前にホシがあるのか?㉑
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©インベカヲリ★
撮影に使う小道具はよく手作りする。売ってないから仕方なくという場合もあるし、あえて手作り感にこだわる場合もある。これまで作ってきたものは、遺影、はたき、埴輪、着衣できる鯉のぼり、赤青めがね、お母さん人形、段ボールでできたプール、子供が描いた絵、二宮金次郎が背負ってる薪──。薪は背負う部分を作っていて、かなりの力作なのでしばらく捨てられなかった。

着衣できる鯉のぼりは、浅草橋にある専門店で、口から頭が出るサイズを買ってきてリメイクした。本当は商店街のアーケードに吊るされているような、ピンクのペラペラした安っぽい巨大鯉のぼりが欲しかったけど、一匹売りしている専門店では高級品しかなく、妙にテカリがあった。魚をひらきにする感じで切り、チャックを縫い付けて繋ぐ。開閉できれば着れるはず、と思ったけれど、実際着ると人間サイズのはずが全然小さい。それまで考えたこともなかったけど、洋服はちゃんと伸びる素材で出来ているのだ。鯉のぼりは布がまったく伸びないので、着ようとしても入らない。両足を尻尾から出すはずが、片足だけお腹から出すことになってしまった。思い出すと悔しい。(いんべ・かをり=写真家)
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