井上 真偽著 ベーシックインカム|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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更新日:2019年10月12日 / 新聞掲載日:2019年10月11日(第3310号)

井上 真偽著
ベーシックインカム

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 『その可能性はすでに考えた』などで注目を集める井上真偽の新刊は、近未来を舞台としたSFミステリ短編集。

人工知能、遺伝子操作、人間強化、仮想現実などの技術が実現した社会を描いた五作品が収録されている。

表題作「ベーシックインカム」は、書き多しで本作の最終話だ。ベーシックインカムとは、全国民に最低限の生活ができるお金を支給する政策のこと。この政策が普及すると、お金目的の犯罪は減ると言う教授の預金通帳が金庫の中から盗まれる。犯人は何の目的で、どのように盗んだのか。どうして、厳重管理されていた通帳を盗まなければいけなかったのか。

その謎が解けるとき、本書全体に仕掛けられた一つの謎も明らかとなる。テクノロジーも人間も、謎でさえ進化していく中で、それでも変わらないものはあるのだろうか。未来への可能性を提示してくれる一冊。
この記事の中でご紹介した本
ベーシックインカム/集英社
ベーシックインカム
著 者:井上 真偽
出版社:集英社
以下のオンライン書店でご購入できます
「ベーシックインカム」出版社のホームページはこちら
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