エドワード・ゴーリー著  柴田元幸訳  狂瀾怒濤あるいは、ブラックドール騒動|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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新刊
更新日:2019年11月9日 / 新聞掲載日:2019年11月8日(第3314号)

エドワード・ゴーリー著  柴田元幸訳
狂瀾怒濤あるいは、ブラックドール騒動

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 二〇〇〇年の『ギャシュリークラムのちびっ子たち』刊行以来、インタビュー集、編書も含めて三〇冊目となる本書は、「ほかのどのゴーリー本とも違った独特の魅力に満ちている」。タイトルも物語も意味不明かつシュール。美しい線描で描き込まれた、巨大な指がにょきりと屹立する世界で、奇妙な主人公たちが濡れたスポンジやクラッカーのくずなどでお互いを攻撃したり許しあったりする。言葉の方も、「1スクランプが濡れたスポンジをナイーラーに投げつけた。/興味がある人は6へ。/ない人は2へ」といった具合に指示され、読み方によって多様な物語が繰り広げられるが、「どう選んだところで展開はひたすら情けなく、浅ましく、しばしば不可解」。彼らの攻防はかくして「幸福ならざる結末」へと向かう。二〇一六年から始まった日本初の回顧展「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」が練馬区立美術館で開催中(~十一月二四日迄)。(A4変・七二頁・本体一三〇〇円・河出書房新社☎〇三―三四〇四―八六一一)
この記事の中でご紹介した本
 狂瀾怒濤あるいは、ブラックドール騒動/河出書房新社
狂瀾怒濤あるいは、ブラックドール騒動
著 者:エドワード・ゴーリー
翻訳者:柴田 元幸
出版社:河出書房新社
以下のオンライン書店でご購入できます
「 狂瀾怒濤あるいは、ブラックドール騒動」出版社のホームページはこちら
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