ゆっくり絵を描き出すように読んでみよう|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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更新日:2019年11月22日 / 新聞掲載日:2019年11月22日(第3316号)

ゆっくり絵を描き出すように読んでみよう

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俳句の五七五が、苦しい気がしていた。
一時期は自分なりの五七五を手に入れられたなら、それが生きるということではないかと(大げさにいうと)思っていた。
でも五七五を詠むはおろか、読むのも窮屈で、それを俳句に嫌気がさしたのだと考えていた。
「五七五は芭蕉の韻律で句体」であり、いまの時代の韻律ではないという、碧梧桐の言葉に破壊された先入観! 心地よかった…。
五七五の正義は、「忖度」「空気を読む」みたいな話に似ている気がする。
現金にも俳句が読みたくなって、このところ『碧梧桐俳句集』を持ち歩いている。
ただ、韻律や季題の定型を破り脱しようとした碧梧桐の句は難しい。
ゆっくり絵を描き出すように読んでみようと試みている。
石川九楊さんの本は、刺激的で、時に小気味よく辛辣で、ユーモアと遊び心にあふれていた。
石川さんの本も、また時々に読み返したい。 (S)
この記事の中でご紹介した本
河東碧梧桐―表現の永続革命/文藝春秋
河東碧梧桐―表現の永続革命
著 者:石川 九楊
出版社:文藝春秋
「河東碧梧桐―表現の永続革命」は以下からご購入できます
「河東碧梧桐―表現の永続革命」出版社のホームページはこちら
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