澁澤龍彥が最後に見た夢は|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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更新日:2019年11月29日 / 新聞掲載日:2019年11月29日(第3317号)

澁澤龍彥が最後に見た夢は

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最期の日々、気管支切開し声を失った澁澤龍彥氏は、自らを「美しい珠を呑みこんでしまったため、声が出なくなってしまった」と見立て、〈呑珠庵〉の号を称されたそうである。見舞いに訪れ、体調を気遣って見送りを遠慮しようとした平出隆氏には「それだけのダンディズムがまだ残ってる」と書いた紙を示した。

一九八七(昭和六二)年八月三一日号の小紙・追悼号で、奥本大三郎氏は、「本当にあれほど後味のいい人はめったにいるものではない。お会いしてから二、三日、とても心楽しく、いい気分にしてくれる人なのである」という文章を寄稿している。「やがて夢をみるように死んでゆくでしょう」と書いた澁澤龍彥が最後に見た夢は何だったのか――。そんなことを考えながら見出しとした。(T)
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