第六十七回 菊池寛賞 贈呈式|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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更新日:2019年12月25日 / 新聞掲載日:2019年12月20日(第3320号)

第六十七回 菊池寛賞 贈呈式

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受賞者の皆さん(右から浅田次郎氏、吉田都氏、戸髙一也氏、PHP研究所、NHK「おかあさんといっしょ」)

十二月六日、都内にて第六十七回菊池寛賞の贈呈式が行われた。

受賞者は浅田次郎氏、吉田都氏、NHK「おかあさんといっしょ」、戸髙一成氏とPHP研究所、ラグビー日本代表チームの五組。受賞者挨拶では、最初に浅田氏が登壇した。

「小説家を志したのは五十六年前、前の東京オリンピックの年でした。紆余曲折あって、小説家になり、ここに立つことができています。今、本が売れない、活字離れなどと言われていますが、一番の原因はつまらない本が多いからだと思います。自戒を込め、読んでいただける本を書いていきたいです」。

今年の夏に現役を引退し、来年度より新国立劇場の舞踊部門の芸術監督を務める吉田氏は、次のように想いの丈を述べた。「人生の節目の年に、大きな賞をいただけたことは、今までのつらい日々が報われると共に、来年からの新しいチャレンジの励みにもなります。この受賞をきっかけに、多くの人がバレエに、少しでも関心を持ち、応援していただければと思っています」。

一九五九年から始まり、今年で六〇周年を迎える「おかあさんといっしょ」の制作を担当する、NHKエデュケーショナルこども幼児部統括部長の古屋光昭氏は、以下のように述べた。

「この番組は、子ども時代、親になったとき、孫ができたときと、人生で三度出会う番組です。子育ての伴走者として、見ていただける視聴者が増えており、とても嬉しく思います。

多くの方々に、「子どものためにいいものを作る」という一心でお力添えいただき、その想いが視聴者にも届いた。それが六〇年の年月に表れたのだと感じています」。

戸髙氏は、旧日本海軍の中堅幹部が戦後行った座談会『[証言録]海軍反省会』(全十一巻)を十年以上かけて、完結させた想いを語った。

「海軍反省会は、終戦の御前会議に出た保科善四郎さんや、海軍兵学校の校長新見政一さんが、海軍の反省をしておかなければならない、日本の海軍の歴史には残すべきものがあるということで始まりました。

座談会の雑用をしていた私は、資料をいい形に残してくれと言われ、十年間こつこつと作業し、どうにか完結させることができました。海軍のおじいさんたちに対する借りが少し返せたかなと思います」。

日本ラグビーフットボール協会会長の森重隆氏は、監督・選手を代表し、感謝を述べた。

「多くの方に応援していただけたことで、選手は力いっぱい戦うことがき、始めてベスト8に入ることができました。皆さまに一生懸命応援していただけた賜物だと思います。これからも、日本のラグビーを応援していただけると幸いです」。
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