「あまカラ」抄 1.2.3 書評|高田 宏(冨山房)|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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更新日:2020年1月4日 / 新聞掲載日:2020年1月3日(第3321号)

生きていく上で大切な力となる食の記憶

「あまカラ」抄 1.2.3
著 者:高田 宏
出版社:冨山房
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「あまカラ」抄  1.2.3 (高田 宏)冨山房
「あまカラ」抄 1.2.3
高田 宏
冨山房
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 今日、料理研究家とよばれる方が多くいらっしゃいます。テレビの番組や雑誌や単行本にも登場、美味しい料理の作り方を教えてくださっております。

食べるということは、われわれ人間だけでなく、いきとし生けるものにとって、欠くことの出来ない行為です。ただ、人間の場合は、空腹を満たすだけではなく、食べるという行為を中心にさまざまなことを考えます。どうしたら美味しく食べられるか、どうしたら栄養になるか、お金をかけずに済むか、どの土地にゆけば、美味しい食べ物にめぐり会えるか等々です。また、食べた時の記憶が残り、その記憶が生きていく上で大切な力となることも多いのです。

高田宏編「あまカラ」抄1・2・3は、そのような「記憶」を集めた食の雑誌「あまカラ」から「人間」に着目して選び抜いた、珠玉の随筆集です。雑誌「あまカラ」は和菓子の老舗鶴屋八幡がスポンサーで、小島政次郎が肝煎りとしてかかわり、東西の一流文化人こぞっての支援をかち得て、終戦後間もなくの昭和26年に創刊。先の東京オリンピック後の昭和43年にかけて、二〇〇号と翌月の続二〇〇号を終刊とするまで発行されました。筆者の一人蔵原伸二郎が、「読んだ後、生きていることがなんとはなしにうれしくなる」と評した誌面を実現したのでした。鶴屋八幡の経営者今中善治、編集長今野田郁子で広告を載せていても、PR誌というわけではなく質の高い食べ物のエッセー誌でした。
(冨山房編集部)
この記事の中でご紹介した本
「あまカラ」抄  1.2.3 /冨山房
「あまカラ」抄 1.2.3
著 者:高田 宏
出版社:冨山房
以下のオンライン書店でご購入できます
「「あまカラ」抄 1.2.3 」出版社のホームページはこちら
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