大谷 崇  『生まれてきたことが苦しいあなたに 最強のペシミスト・シオランの思想』|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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更新日:2020年1月5日 / 新聞掲載日:2020年1月3日(第3321号)

大谷 崇  『生まれてきたことが苦しいあなたに 最強のペシミスト・シオランの思想』

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 ニヒリズムの思想家、ペシミストたちの王とも称される思想家エミール・シオラン(一九一一―一九九五)。その生涯と思想を、大学時代にシオランに出会い、衝撃を受けたという気鋭の研究者が独自の解釈で繙く。目次には、厭世的な苦悩の数々が並ぶが、著者の軽妙な語り口に導かれ読み進むうち、何だか腹の底から生きる力が湧いてくる。
〝私は働いて自分を破壊するよりも、パラサイトの生活を送りたかった。〟「パラサイトの才能」があったというシオラン。戦時下、パリのカフェでひと言も喋らずにサルトルのすぐとなりに座っていたというシオラン。〝一冊の本は、延期された自殺だ。〟と自殺について散々書いておきながら84歳で病院のベッドの上で死んだ。シオランこそ最強のペシミストだった。
この記事の中でご紹介した本
生まれてきたことが苦しいあなたに 最強のペシミスト・シオランの思想/講談社
生まれてきたことが苦しいあなたに 最強のペシミスト・シオランの思想
著 者:大谷 崇
出版社:講談社
「生まれてきたことが苦しいあなたに 最強のペシミスト・シオランの思想」は以下からご購入できます
「生まれてきたことが苦しいあなたに 最強のペシミスト・シオランの思想」出版社のホームページはこちら
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