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更新日:2020年1月24日 / 新聞掲載日:2020年1月24日(第3324号)

人と本というものにまた感動している

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著名なフロイトについて、ほとんど何も知らなかったことに気づいた。『フロイディアン・ステップ』は判型はライトだが、濃密な本だ。ただ素人の私が読んでも、十川さんの明確な理論の展開に、言葉が脳にしみ込んでくるようで心地よかった。本書の最後に、フロイトは潰瘍化した癌が悪臭を放って飼い犬が近寄らなくなるまで患者を診、癌が進行しても明晰な思考を保つために鎮痛剤を飲まず、分析家として生き切ったことが書かれていた。人生のすべてを注いだフロイトの精神分析理論が一〇〇年経って新たな形で蘇ったこと、人と本というものにまた感動している。(S)
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