高見沢忠雄制作『広重東海道五十三次』(中央公論美術出版) 原画の味に近い出来ばえ 評者:近藤市太郎 「週刊読書人」1958(昭和33)年5月26日号|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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更新日:2020年2月16日 / 新聞掲載日:-0001年11月30日(第226号)

高見沢忠雄制作『広重東海道五十三次』(中央公論美術出版)
原画の味に近い出来ばえ
評者:近藤市太郎 「週刊読書人」1958(昭和33)年5月26日号

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歌舞伎の代表的狂言といえば忠臣蔵だが、浮世絵で同じような地位をしめるのが、広重の東海道五十三次、五十五枚である。この大作の複製事業は大変困難な仕事で、多くの経費と時間と労作を必要とするのだが、戦前戦後を通じ、私の知っている範囲でも五回行なわれている。縮刷のものを合すれば、かなりの数に達しよう。

今度また中央公論社から高見沢忠雄氏の製作のものが、新しく出版されたが、少くとも以前出版されたものよりは出来がよく、一層原画の味に近い。まだ庄野、白須賀、見付の三枚で全部見ないとはっきりいえないが、この調子を落さず完結してほしい。ただこの三枚だけでも、摺師の上手、下手で多少画面の調子にむらがあり、また使用する原画によりよいものを選び、研究と注意とを加える必要があろう。(こんどう・いちたろう=東京国立博物館資料課長・日本美術史専攻)

高見沢忠雄制作『広重東海道五十三次』全五五図(A3判・配本一八回・各回三枚、第一回=帙・版画三枚共三二五〇円・以下毎回二三〇〇円・一時払四万円・中央公論美術出版)

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