『血と骨』と対を為す、新たな代表作|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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更新日:2020年4月25日 / 新聞掲載日:2020年4月24日(第3337号)

『血と骨』と対を為す、新たな代表作

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梁石日さんの一〇年ぶりの小説『魂の痕(きずあと)』は、圧倒的な迫力と筆力、物語の力で読み始めたらとまらず一晩で読みおえてしまった。父親をモデルに描いた、あの『血と骨』と対を為す、母と母の故郷である済州島、日本と済州島との歴史を描いた作品は、間違いなく作家としての梁石日さんの大きな仕事であり、新たな代表作だと感じた。是非たくさんの人に読んでほしい。戦後七〇年以上を経て、現在のフェミニズムの流れの中で、女性と済州島の歴史に焦点をあてた本作が刊行された意義は大きい。インタビューは、このコロナ禍で外出自粛要請などが発令される直前のタイミングで実現した(いま考えるとおそろしいことだが)。にこやかに迎え入れてくださった梁石日さんと奥様、編集者の向井徹さんにも感謝します。(T)
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