なぜ名前にホシがあるのか?(56)|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
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なぜ名前にホシがあるのか?
更新日:2020年5月22日 / 新聞掲載日:2020年5月22日(第3340号)

なぜ名前にホシがあるのか?(56)

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料理を作る人が増えているらしい。自粛生活で家にいる時間が増えると、そのエネルギーが料理に向かうのか。私もご多分に漏れず、時間のかかる料理をやたらと作るようになった。ビーフシチュー、天ぷら、コロッケ、角煮とかとか。とはいえ私は料理が下手だ。ものを作ることは好きなので、切ったり焼いたり包んだりという作業は楽しいのだが、いかんせん味覚が発達していない。味が足りないときに、何を足したら美味しくなるかという想像ができない。これは食べるときも同じで、他の誰かが「美味しい」と言ってるのを聞いて、はじめて美味しいと認識する。生まれて初めて食べる料理は特にそうだ。グルメな人は、自分ひとりでそのジャッジができるのだから、やはり舌が違うんだろうなと思う。それに科学が苦手だ。料理は、調理器具によって熱の入り方が変わるし、肉なんか部位によって火の通し方が違うし、野菜などは季節によって合う料理が変わる。そうなるともうついていけない。なのでレシピ通りにつくることはできても、臨機応変に美味しく作る能力は皆無なのだ。それでも料理は好きでよく作る。たまに自分より下手な人がいると安心する。(いんべ・かをり=写真家)
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