観るものに問う映像―記憶、闇 

土屋昌明×鈴木一誌×金子遊 トークイベント載録

編集室から


映画公開延期に合わせて掲載を延ばしたが、公開は再延期となった。配給のムヴィオラもコロナの影響には苦渋を舐めていると思う。無事公開されることを祈りたい。八時間超の試写の後は「ふわぁ~」「観たぞぉ~」などと、口から気を漏らしながら、いくらか朦朧として帰った気がする。観るだけでも気力体力がいる。でも三人のお話を聞いた後、もう一度観直したいと思った。土屋さん、鈴木さん編著の『ドキュメンタリー作家 王兵』では『鳳鳴 中国の記憶』を完全に訳出し直し、読み解いている。題材が重なるので、本書を読むことで『死霊魂』についても理解できたところが多くあった。本書を作るのは本当にきつかった、死ぬかと思ったといっていたので、言葉にするだけで乱暴かもしれないが……「『死霊魂』完全読解」もあればいいのに、と思ったりする。(S)