アーカイブと図書館を知り、よりよく活かす

対談=根本彰・田村俊作

編集室から

 知識を系統的に学ぶためには、目的意識と方法意識が何よりも大切だと痛感する。学ぶ側にその意識がなければ、アーカイブがどれだけ整備されても、そこから何かを獲得することは難しい。西洋、東洋で受け継がれてきた知のあり方や古典は、これからも力を持ち続けると根本さんは言う。自分自身の問題意識を養い、対象を時間をかけて読み、その意味を考える。その積み重ねが、アーカイブを活かすことにつながっている。(T)